
歯ぎしりについて |

2017年7月19日
睡眠中の歯ぎしり食いしばりは誰もが行っているストレス発散のための生理現象ですが、日中に比べて数倍以上の力が歯にかかります。
歯ぎしりにより、歯のヒビやすり減り、それによる知覚過敏や、長期では顎関節の破壊が起こると言われています。
【患者さんに1日使用して歯ぎしりの量や部位を調べるブラキシチェッカー】
それらの症状を、予防、軽減するために当院ではナイトガードの使用をすすめています。
ナイトガードは保険診療で作製できます。
夜間にナイトガードを使うことで歯がすり減るのを防止し、知覚過敏を改善したり、歯や被せ物の寿命を長くします。
また、顎の関節や噛む筋肉への負担を軽減することで顎関節症の予防や症状の軽減、噛みしめからくる頭痛や肩こりが改善することもあります。
○ナイトガードの使用をすすめる方
・歯のすりへりが大きい方
・歯がしみる(知覚過敏)方
・顎関節の症状(音がなったり、開きにくい、顎が疲れるなど)がある方
・噛み合わせが悪い方、歯の欠損がある方、被せ物が多い方など
・不定愁訴(噛み合わせからくる頭痛や肩こりなど)
またナイトガードはこれらの症状の悪化を軽減するものですが、噛み合わせの治療をすることで根本的に治すこともできます。
症状がある方はお声かけ下さい。